海外市場別トレンド情報 (2016年2月)
DiGJAPAN!マーケティング担当のネイティブスタッフに、自国で流行しているものや訪日インバウンドに関連する情報を教えてもらいました。
台湾
■台湾人は旅行の予約を見本市でする!
2015/11/9~、台北市内では台湾最大規模の旅行見本市「2015台北国際旅行フェア」が開催され、約35万人が来場しました。
台湾人は旅行の予約を見本市や旅行会社の窓口経由で行うことが多いんです。大手旅行会社の雄獅旅遊によると、日本行き商品は紅葉や雪見を楽しむプランが人気で、来年の旧正月休暇期間に出発するツアーの残席は残りわずかになっているそう。
また、台湾人が旧正月に最も行きたい場所は2年連続で「東京」となりました。 [スカイスキャナー調べ]
■台湾人がよくアクセスするサイトはYahoo!
台湾人がよくアクセスするサイトは1位 Yahoo!奇摩、2位 Google、3位 Facebookという結果に。その後にはマイクロソフト、PIXNET(ブログ)、ニュースサイトの壹傳媒、Ettoday、聯合報などが続きます。
ただしYahoo!やGoogleは検索エンジンとして使うが、利用時間が短く、ニュースサイトやFacebookやブログサイトの利用時間のほうが長いというユーザーのコメントも出ています。
出典:http://www.appledaily.com.tw/
韓国
■韓国人も爆買い!キャベジンが大ヒット!
韓国では直購(チック)=輸入品を個人で直接買うことが流行。円安などの関係で日本商品が人気。
中でも、キャベジン、ロイヒつぼ膏、ワンデーアキュビュー、フィギュア、フォールディングチェア(キャンピング用椅子)などが大人気。
出典: http://media.daum.net/society/all/newsview?newsid=20160112073003265
■韓国旅行業界の話題に「日本熱風」
2015年旅行業界最大イシューは「MERS」「フランスパリのテロ」「日本熱風」。
3分の2がネガティブなキーワードですが、出国者数は昨年同期間より約19%増加しています。
旅行大ブームの1年となり、人気国1位は日本に。訪日旅行の割合としては、20代後半~30代前半の女性が多い。青森、富山、高松などの名前もあがり、日本リピーターは新しい都市へ旅行する傾向が表れています。
出典:http://media.daum.net/culture/others/newsview?newsid=20151229110006767
タイ
■タイの航空会社「幸運の人形」にもチケット販売
タイの最近のトレンドは「天使の子」を意味する人形「ルクテープ」を育てること。子どもの魂が入っていて幸運をもたらすと信じられており、セレブや芸能人を中心に流行中なんです。
タイ・スマイル航空では人形の分の航空チケットも販売し話題となりました。もしタイのセレブが「ルクテープ」を連れて来店したら、本物の子供にするように対応すると喜ばれるかも…。
出典:http://www.cnn.co.jp/fringe/35076889.html
■タイでは日本のコスメ「エスケーツー」が人気
資生堂エスケーツーは「Made in Japan」のイメージが強く高級感があるため、少し前からタイ人の間で話題になっています。
商品自体はタイにも売っているのですが、日本で買った方が安いために日本国内での購買が多くなっています。タイ資生堂の広告に登場する美魔女・ジィッブというセレブタレントの影響で「ナーム・パー・ジィッブ」(ジィッブねーさんの化粧水)とよばれ親しまれています。
出典:http://www.ryt9.com/s/nnd/2312812
アメリカ
■ニューヨークもラーメンブーム!
ニューヨークでは、日本のラーメン屋が次々出店しています。今年1月には「中村屋(NAKAMURA)」が下町感覚のナイトスポットであるロウアー・イースト・サイドにオープン。ただ、ブームといえど、大都会エリア以外のラーメン屋はまだ珍しいそう。
出典:http://www.japanculture-nyc.com/2016/01/16/nakamura-joins-nycs-ramen-boom/
■2015年の訪日米国人数は103万人
訪日外国人というと、アジアからの人数に目がいきがちですが、2015年には訪日米国人数も初の年間100万人超えの結果に。
円安などの割安感に加え、アメリカの大手旅行雑誌でも日本を魅力的な旅行先としてオススメしています。2/2からは航空会社で訪日100万人達成!感謝キャンペーンを実施。英語圏でも日本の桜は人気のため、春はさらなる訪日が見込めそうです。
出典:https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/20160119_2.pdf [PDF]
いかがでしたでしょうか?日本にいるとなかなか気づかないニュースも多かったのではないでしょうか?
DiGJAPAN!では、ネイティブスタッフによる市場動向調査やマーケティングリサーチの支援が可能です。
※この記事は、月1回配信DiGJAPAN!インバウンドニュースの2016年2月号バックナンバーです。