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2017年1月訪日外客数 概要
日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客数(推計値)によると、1月の訪日外客数は、前年同月比24.0%増の229万6千人と、1月として過去最高となりました。(これまでの1月過去最高は2016年1月の185万2千人)
今年は旧正月休暇(春節)が1月末からスタートしたため、中華圏の国や地域を中心に訪日旅行者数が増加しました。昨年の2月と比べても訪日旅行者数が増加していることから、2017年も各国での訪日意欲が高いことが感じられます。
2017年1月訪日外客数 市場別
市場別では、韓国とオーストラリアが単月として過去最高を記録。また、ロシアを除く17市場が1月として過去最高になりました。
前年同月比の伸び率が高かった国はマレーシア 73%、インドネシア 63%など。東南アジアのますますの伸びが期待されます。
訪日外客数のシェアは、東アジア78.1%、東南アジア+インド8.7%、欧米豪10.1%。春節効果で、東アジアのシェアが高くなっています。
■韓国
2017年1月の韓国からの訪日外客数は、前年同月比21.5%増の62万5,400人。単月として過去最高を記録。
旧正月休暇が1月に移行したことや、航空路線の増便などが訪日者数を押し上げた要因としています。
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参考記事:年末年始に訪日数が増加するのは韓国!意外な人気スポットは?
■中国
2017年1月の中国からの訪日外客数は、前年同月比32.7%増の63万600人。1月として過去最高を記録。
旧正月(春節)休暇が1月に移行したため、その前後期間をふくめ訪日者数が増加しました。春節期間のチャーター便運航による航空座席供給量の増加や、旺盛なクルーズ需要も訪日者数の押し上げになったとしています。
■台湾
2017年1月の台湾からの訪日外客数は、前年同月比9.3%増の35万800人。1月として過去最高を記録。
旧正月(春節)休暇が1月に移行したことで、休暇期間を利用した訪日需要が訪日者数を押し上げました。ただし、復興航空(トランスアジア)の解散に伴うツアーキャンセルや航空券の値上がりが伸び悩みの要因となっています。
■タイ
2017年1月のタイからの訪日外客数は、前年同月比6.7%増の6万5,200人。1月として過去最高を記録。
昨年10月のプミポン前国王崩御をうけて、1月発の訪日旅行ツアーの新規予約の自粛傾向がみられましたが、結果的には大きな影響とはならず、前年度比増加となりました。
■アメリカ
2017年1月のアメリカ(米国)からの訪日外客数は、前年同月比16.2%増の8万8,200人。1月として過去最高を記録。
クリスマス休暇直後の1月は、例年外国旅行のオフシーズンとなるのですが、底堅い米国経済やアジアへの渡航者数の増加傾向を背景に堅調に推移しました。
その他の市場や、詳細については以下のリンクから日本政府観光局(JNTO)の報道発表資料(PDF)をご参照ください。
<関連リンク>
訪日外客数(2017 年1月推計値及び年間推計値) [出典:日本政府観光局(JNTO)]
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